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その名はUNITOR8 

最近、自宅ハードウェア機材を制御するためのMIDIポートが足りなくて困っていました。
一時期jは全てをソフトウェアで賄っていた時期もあったため、MIDIポートなんて前世紀の遺産のような扱いだったんですが、色々と突き詰めていくうちにハードウェアもソフトウェアも両方必要って答えにたどり着いたのでした。
んでもってコンピュータからハードウェアを制御するためにMIDIのやり取りを行うMIDIインタフェースを導入していたんですが、それのポート数は8つ。
シンプルに考えると8台のMIDI機器を同時に制御できる計算です。
しかしハードウェアはゆうに8台を突破、これはどうしたものかって考えていたんですが、MIDIにはチェーン規格があり、入力されたMIDI信号をそのまま出力(スルー)させる事ができ、通常のOutポートではなくThruから出力されます。
んでもっていくつかの機材はMIDI信号を1chしか使わないため、チャンネルを振り分けてあげればスルーとMIDIチェーンによって1つのMIDIポート(1つのポートは16chを扱える)で複数の機器を制御でき、チェーンも全てのMIDIケーブルの距離が長過ぎなければ目立った遅延も発生せず良いことずくめなんじゃね?って思い幾つかの1chしか使わない機材をチェーン接続してMIDIポートを節約していました。
しかし、実際に接続をしてみて別の問題が発覚。
それはチェーン内にある機材は全て電源が入っていないといけないって事。
例えばA-B-Cとチェーンをしている機材でCだけ使いたいって場合もAとBの電源を入れていないとCまで信号が到達しないって事が起きてしまいます。
これは困った・・・どうしよう・・・
んで考えたのが大昔、まだハードウェアをバリバリ使っていた頃に買った8ポート対応のMIDIインタフェース。

それがコレ。
un8midi_1.jpg
Emagic社のUnitor8(mkII)。
これは8ポートのMIDIインタフェースでUSB接続することによりコンピュータとやり取りが可能なうえ、コンピュータ非接続時はスタンドアローンのMIDIインタフェースとして利用が可能と言う優れもの。

こんなモノがあるのに何で今は別のMIDIインタフェース(Edirol社のUM-880)を使ってるの?となりますね。
実はこのUnitor8、Windows2000が最終対応のOSでそれ以降(Windows XPやWindows7など)は非対応となってしまっているのです。
しかもEmagic社はアップルに買収され、その時からWindows関連のハードウェアドライバ等も開発終了され、最新のドライバ等が存在しない残念な状況。
ちなみにAppleからリリースされているDAWソフトウェアLogicシリーズはこのEmagic社が元々開発をしていたもので、Windows版も存在(と言うか元々はそれを使っていた)していたんですが、買収と同時にWindows版は開発終了。
118,000円もするただの箱となってしまったのでした・・・

それはともかくこのUnitor8、スタンドアローンとして動作させるときも含め、MIDIパッチベイ機能が搭載されています。
これはある特定のMIDIポートから入力された信号を1つあるいは複数のポートに同時に出力できる機能。
ここでピンってひらめきます。
UM-880の1ポート入出力されたMIDI信号を同時に複数のポートに展開すればチェーンの必要がなく使用したい機材の電源だけを入れられるんじゃないか?って事。
UM-880にも同様のMIDIパッチベイ機能が付いているんですが、これが本体を直接操作する事で出来るのに対しUnitor8はこれらをソフトウェアでのみしか設定できないうえ、これまたソフトウェアがWindows2000でしか動作しない。
正確にはWindows XP以降は起動すれどハードウェアを認識してくれないという症状。

つうワケで早速、それらを設定するソフトウェアを起動するためにこれまた遺産級のコンピュータを引っ張り出します。

un8midi_2.jpg
生まれて始めて購入したノートPC、VAIO Z505。
ワイドではない液晶、カリカリと音を立てながら起動するHDD。
時代を感じさせます。

un8midi_3.jpg
んでもって早速USB接続後にソフトウェア起動。
この本体は確か128個までパッチベイのプリセットを記憶でき、プログラムチェンジで切り替えが出来る仕様。
一つ目のパッチを選択し早速設定。

un8midi_4.jpg
設定はこんな感じ。
1ポート目がIn/Out共にUM-880と接続するため、このポートに対しては出力を行わない(出力するとMIDI信号が回りこんでしまう)ようにし、2~8ポートに1ポートから入力されたMIDI信号をそのまま送るように設定。
同様に2~8ポートに入力されるMIDI信号は全て1ポート目に送るように設定。
これは機材によってMIDI信号を出力(例えばシーケンス情報であるとかノブの情報であるとか)するものがある為です。

すべての設定を完了したら本体に設定を転送。

un8midi_5.jpg
早速テスト。
赤く光っているのが入力、緑が出力。
1ポート目が入力され(赤)ると2~8ポートが出力(緑)されます。
よしよし理論は間違っていない。

un8midi_7.jpg
ちなみに1ポートも同時に出力されてしまうのは1ポートから入ってきた信号がそのまま1ポートから出力される設定も施してしまったため。

un8midi_8.jpg
つぎは2ポート目に繋いだ機材からMIDI出力を送信。

un8midi_6.jpg
無事に1ポートから出力されています。
これで2~8ポートに入力されたMIDI信号は1ポート(UM-880のポート)へ出力されるようになりました。
後はこれらの機材を使う場合、コンピュータのDAWやハードウェアのシーケンサーから同一ポートでMIDI Chだけそれぞれの機材に設定した受信チャンネルで送信すれば単一制御が可能となります。

Unitor8、PCで使うこともなくなって既に引退(状況によって液晶モニターの台になる事も)していましたが、スタンドアローンMIDIパッチベイ機器として第2の人生スタートです。
いやはや・・・捨てなく(上述の通り基本的に現行のPCではほぼ動作しないため、買取価格は二束三文か買取不可になる為)て良かったワ。
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2016/07/02 Sat. 21:56 | trackback: 0 | comment: 0edit

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