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RHYTHM WOLFがやって来た HOWL.2 

先日導入したAKAIのアナログ・リズムマシンRHYTHM WOLF。
そのRHYTHM WOLFの特色の一つがアナログのベースシンセサイザーです。
パラメーターは超シンプルながらノコギリ波と矩形波の切り替えもでき、設定と内蔵シーケンサーの使い方によってはTB-303の様なベースライン・フレーズを生成することも可能です。
問題はこのベースシンセ、アナログであるが故、音程が非常に安定しない。
これはAKAI自身も指摘しており、アナログなので電源を入れてから20分程暖めないと安定しませんと注釈をつけるほど・・・
多少の音程のズレならばTUNEパラメーターで調整すれば・・・と思うもオクターブでのズレ、たとえばC1の音程とC2の音程がズレるという、どんな音程調整装置が組み込んであるんだっつうレベル。
しかも20分放置してもこれが一致する事が少ないと言う・・・
この辺りが酷評を受ける一つの要因ですね、きっと。

んでもってこの問題を認識しているかどうかは不明ですが、AKAIの方でチューニングを調整するソフトウェア(チューニング・ユーティリティ)を提供していたりします。
が、このソフト、調整をするための準備・設定が複雑なうえ、日本語説明が無く、これを解説している公式ページすら存在しないと言う体たらく。
最初、ソフトウェアの使い方が不明すぎて何度調整してもエラーが出てしまうという状況に・・・

具体的には本体に搭載されているUSBポートで接続したコンピュータ上でソフトウェアを実行するのですが、このチューニングソフトはただUSBで接続すればOKというわけではなく、コンピュータとオーディオインタフェースを介して接続し、調整をする仕組みとなっています。

rhythmolf_tuning1.png
ソフトウェア起動後の画面。
英語で手順説明が書いてあるのでこれを読み解けば良いのですが、これの日本語化された資料がどこにも見あたりません・・・

rhythmolf_tuning3.png
File>Preferencesから呼び出せる設定画面。

以下、トップ画面にあった説明文を意訳翻訳。
1.RHYTHM WOLFとコンピュータをUSBケーブルで接続します。
この時、正確なチューニングを行うためにRHYTHM WOLFは電源起動後、15分はウォームアップしておきましょう。

2.RHYTM WOLFのSynthアウトとオーディオ・インタフェースのインプットを接続します。
このオーディオ・インタフェースはUSBでチューニング・ユーティリティを起動するコンピュータと接続がされ、認識されている状態にしてください。

3.チューニング・ユーティリティのFileメニューからPreferencesを選択します。

4.Preferencesでは以下の設定を行って下さい。
-MIDI In/Outを接続している機器を選択、これはWindows環境であればRhythm Wolfを選択、Mac環境の場合はRhythm Wolf Jack1を選択して下さい。
-Audio Inputは接続されているオーディオ・インタフェースを選択して下さい。
もし、オーディオ・インタフェースのオーディオ・ドライバが特定できるならばそのドライバをAudio Drriver項目で選択して下さい。
-Audio Input ChannelはSynth Outを接続したインプットポートを選択します。
-Buffer Sizeは512を選択して下さい(512がおおむね安定するので推奨します)。
-Tuning Algorithms項目は、このチューニングが最初の1回目であればSweepTuneを、2回目以降であればFine Tuneを選択してください。

5.Rhythm WolfのSynthセクションのノブとスイッチを図のように設定して下さい。
6.CALIBRATE TUNINGを押し、チューニングをスタートさせて下さい。

rhythmolf_tuning4.png
設定完了後はこんな感じ(うちの環境の場合)になりました。

上記の記述の通りUSB接続、オーディオインタフェースとSynth Outの接続、Mac環境の場合は更にMIDIケーブルの接続を完了し、Fileメニューから設定画面を呼び出します。
ちなみに記載はないのですがSample Rateは44100で問題ないと思います。

rhythmolf_tuning5.png
ボタンを押すと音が鳴り出しWOLFの顔が描かれた画面が出てきます。
この画面には左右を向いている矢印がありますので赤い色になっている方向にSynthセクションのTUNEノブを回します。
例えば左側の矢印が赤くなっていたらTUNEノブを右方向に回します。

rhythmolf_tuning6.png
TUNEノブが適正の位置になるとWOLFの顔が赤くなります。
赤くなったらCONTINUE CALIBRATIONを押し、キャリブレートを開始します。
ここでの注意点はTUNEノブは必ずしも中央の位置で合わされるのでは無いと言うこと。
このノブは中央にクリック感があるのですが、この中央位置のクリックは無視します。
うちの環境では9時から10時頃の位置で適正となっていました。
何のためのセンタークリックなんだか・・・
ちなみにこの画面上の説明文の意訳翻訳は以下。
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ベースシンセのチューンは、以下の赤い矢印の方向にノブ調整します。
狼の頭が赤くなるまでノブを回し、調整してください。
その後、キャリブレーション[続行]ボタンをクリックし調整を開始します。
-----

rhythmolf_tuning7.png
キャリブレートが開始されるとブイイィィィっとシンセが鳴り出しますのでプログレスバーが100%になるまでしばらく待ちます。

rhythmolf_tuning8.png
キャリブレートが完了するとその旨の画面が出てきます。
ここで終了することもできますが、万全を期する場合はFine Tuneでのキャリブレートも行います。

rhythmolf_tuning9.png
再度設定画面を呼び出し、AlgorithmsをFine Tuneに合わせ、同様の手順でキャリブレートを開始します。
先ほどは音程感のついたブイイィィでしたが今回は音程がつながった感じのブイイィィィとなっています。

これが完了したら調整の終了です。

rhythmolf_tuning-2.png
ソフトウェア、あるいはハードウェアなどのチューナーでC1のパッドを叩き、チューナーがC1になる場所にTUNEノブを合わせます。
ちなみに再三になりますが、多分ほぼ確実にTUNEはセンターではC1になりません。
尚、上述もしていますがこの調整を行う前段階として電源投入後に15分くらいの"暖め"時間を忘れずに・・・

またこのチューニング・ユーティリティは本体のファームウェア・アップデーターも含んでおり、新しいファームウェアがある場合はUSB接続時の初回機動時にアップデートが実行されます。
が日本国内のWebサイトで配布しているソフトウェアは最新のアップデータでは無いので、ソフトウェアのダウンロードはAKAIPRO.com(英語サイト)から行った方が良いです。
ちなみに現在のソフトウェア最新バージョンは1.1.2、ファームバージョンは1.05です。

とまあここまで書いてお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、とにかく国内サポートがやる気が無さ過ぎると言うか、このハードウェアに対しての愛が無さ過ぎるというか・・・
問題を調整するためのソフトは用意しているけどそれの使い方の説明が一切無かったりファームウェアのアップデートが国内サイトでは最新版にならない等、ちょっと粗が多すぎる感じですね。
モノ事態は悪くはないのに"「アナログだから良いでしょ」って言う典型的なダメ製品"とかって言われてしまうゆえんなのかと・・・

本体自体が持つ粗の部分もファームウェアのアップデートで色々と解決できそうな感じもするだけに非常にもったいないですね。
ちなみに最新ファームウェアで何が変わったかの説明に関してですが、これは資料を見つけることができず未だに不明です・・・

ちなみにこのソフトでチューニングしても相変わらずオクターブでのズレ等は発生するため、まあ気休め程度と考えても良いかもしれないですね。
このシンセ部分はもはや"こう言うモノなんだ"と考えるべきなのかも・・・
音は悪くないだけに勿体無いですけどね。
と言うわけで今回はSynthセクションのチューニングに関してでした。
果たして次回は・・・ある・・のか?

 
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2016/11/02 Wed. 21:06 | trackback: 0 | comment: 0edit

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